コミュ障で転職しまくった男の奮闘記

コミュニケーション下手でいじめられたり、何度も転職した男の奮闘ブログ。

家電量販店の仕事とコミュ障

 今回から私が経験した仕事の内容やコミュ障に向いているか否かを改めてまとめて行きたいと思います。

 

1,家電量販店の仕事内容

 家電量販店の一般社員の仕事ですが、

①朝は開店準備から始まる(早番の場合のみ)

 具体的には

・展示品の電源を入れる、売り場を整える

エスカレーターを動かす

・レジを立ち上げる(これは基本的にはレジ係がやります)

・鍵を開ける

・入口でお客さんを迎える準備(開店さしたら挨拶が出来るように入口付近に立つ)をする

                                             などです。

もちろん会社や同じ会社でも店舗により異なると思います。

 

これらはコミュ障であってもあまり苦にはなりませんでした。

 

あまり同僚とも小売り業の場合は会話は無いので、開店準備はあまり苦にはならないと思います。

 

②開店後

開店してからは地獄が始まります。

具体的には

・朝一は特にクレームの電話が多い。

  留守電解除した瞬間に電話の嵐。

 クレーム対応は怒っている人と話さなくてはならない上に臨機応変に状況を判断して対応することが重要。

 

これはコミュ障で無くても辛いのにコミュ障にとっては地獄です。

毎日、何軒もクレーム対応しなくてはならない上に悪質なクレーマーや反社会勢力からのクレームも有ります。

 

ただでさえ辛いのに、人と話すことが苦手な人には絶対におすすめ出来ません。

どの業界にもトラブルはつきものですが、私が経験した中では小売り業が最も悪質なクレーマーが多かったです。

 

もちろん電話だけでなく、開店してから怒鳴りこんで来るクレーマーもいます。

 

家電量販店におけるクレームで多いのは

・故障(特に反社会勢力の人は乱暴に扱う)

壊れたものを買ってから何年も経ってから、交換や無償修理、返金を要求して来るケースが多いです。

売り場で大声出したり、暴れたりするケースも多いです。

・配送トラブル

配送は時間指定が出来ない場合が多いです。

前日に時間連絡をしますが、前日の時間連絡時に希望の時間にしろとか不在だったのに今すぐ持って来いとかが多いです。

 

・値引き

値引き交渉があるのが家電量販店の特徴です。

店員からすると過度な値引き要求をされると辛いです。

コミュ障は交渉が苦手なので辛いです。

値段を下げられないのに、何時間もしつこく値段を下げろとか他でいくらだったとか、ネットで安く売ったと見たから安くしろとか

高圧的に言われます。

 

普通に考えてほぼ脅迫ですし、他でいくらだったとか失礼極まりないですよね。

ちなみに私は家電量販店で買い物するときに値引き要求したことなどありません。

そういうことを平気で出来る人は心のゆとりや思いやりが無い人が多いですから、コミュ障にとってかなり辛い相手です。

 

家電量販店も値段交渉しますということを謳っていますから、多少は仕方ないですが、しつこく何時間も粘って来たり、他の店を見て戻って来たりと時間の無駄遣いも甚だしいと思います。

 

こういった交渉があるので、コミュ障には家電量販店の仕事は絶対におすすめしません。

 

③その他の営業中の雑務

・品出し、在庫補充

 これは単純作業なので、コミュ障でも苦にはならないでしょう。

ただし、挨拶をしながら品出しをしたり、最中にお客さんに話しかけられたり、電話も来るので、工事の単純作業とは違います。

 

・プライスの差し替え

価格競争が激しい、家電量販店においては、1日に複数回値段の差し替えが行われます。

これも品出しと同じく、単純作業ですが、イレギュラーでクレーム対応等、中断が入ることもあります。

  また他店に価格の調査に行くこともあります。

 

他にも在庫数の確認や棚卸し準備、閉店作業なども有りますが、

なんと言っても、接客、クレーム対応が中心と言えるでしょう。

 

従って、コミュニケーションレベルがそこそこ要求される上に、一日中話している状態なので、コミュ障には絶対におすすめ出来ません。

 

2,家電量販店の仕事のコミュ障にとってのメリットとデメリット

 

・メリット

ほとんどありません。

ただし、商品管理部門という、商品の出庫や入庫を担当する裏方に関してはお客さんと話すことはほとんど無いので、多少良いかもしれません。

しかし、部門異動もあるので、売場担当になる可能性も有ります。

 

・デメリット

とにかくお客さんと話すことが多いので、コミュ障にとっては地獄かと思います。

また家電量販店は同僚もやや荒っぽい人が多いですし、パワハラなども日常茶飯でした。

しかもノルマが厳しく、コミュ力が無いとノルマ達成は難しいです。

 

以上からコミュ障には絶対に接客、販売系の仕事はおすすめ出来ません。

 

3、諸条件

①労働時間 繁忙期は朝8時から夜12時までの16時間労働でした。

しかも休憩無しです。

飲まず食わず、トイレも原則禁止です。

かなり体力勝負になります。

普段は9時半くらいに出社して22時半くらいまでの勤務でした。

ただし、休憩無しでした。

 

棚卸しの日は夜中の3時(27時)くらいまでの勤務でした。

さすがにこのときは

休憩は10分くらい有りました。

トイレに行って、水を飲むくらいは出来ました。

 

②休暇

月の休みは9日でしたが、ゴールデンウィークもお盆も正月も無く、連休は年に3回くらい2連休があるくらいでした。

3日以上の休みは有りませんし、希望休みは冠婚葬祭でも不可なので、旅行はおろか、行事には一切参加は出来ません。

また有給取得は禁止とされているので、まったく休めません。

風邪をひいても出勤しなくてはならないので、きついです。

 

③給与

私は5年半勤務しましたが、ほとんど給与は変わらず、平均して、手取りで25万円くらいなので、労働時間からみたらかなり安いです。

 

私の勤めていた会社はすごくブラック企業で有名だったので他社も同じかは分かりませんが、条件はかなり悪いと思います。

 

とにかくコミュ障には絶対におすすめ出来ません。